【産後うつの経緯01】はこちらから
分娩室での様子
陣痛の合間にも何度か検査があり、子宮口が少しずつ開いてきました。
私はあまり腹痛にならないタイプなので陣痛が耐えられるのか、かなり心配していました。想像よりは軽かったです。
そのうちに、とうとう陣痛が1分間隔になったので、分娩室へ移動することに。
痛みの合間をぬって、車椅子から分娩台に上がります。実を言うと分娩台に上がるのが一番しんどかった…。
事前にビデオで見ていた、いきみの仕方を思い出しながら、3回で無事に3378gの男の子を出産しました。
時間は早朝の午前6:40。分娩室に入ってから30分程で出産できたので、かなり安産だったと思います。
医師に分娩台の上で股を縫われながら(笑)実家と夫に電話をしました。
誕生したのは陣痛から8時間程でした。初産なのでもっと時間がかかると思っていたらしく、家族みんな驚いているようでしたが、すぐに病院に向かうと言ってくれました。
母の呪縛
そのうちに助産師さんが赤ちゃんを連れてきてくれたときに、素早く手足を見て五体満足であるかを調べました。
もし身体に不自由な所があったら、母に何を言われるか分からないので、ひとまずホッとしました。(こちらは障害がある人への批難ではありません。しかし母から言われるのを恐れていたのでした)
赤ちゃんを胸に抱いて初乳を与えたとき、私でも出産をできたのだと安堵しました。
そのうちに分娩室に母が来て、出産が順調で赤ちゃんに傷がついてないことを誉めてくれました。

あんたは巨大児だったから難産で大変だったんだから…あんたは楽に出産して良かったわね
夫も会社の休みを取って、2時間後に駆けつけてくれました。
謎のハイテンション
早朝無事に出産して午前中の間、赤ちゃんは身体検査などでいなかったため、看護師さんからは、今のうちに休むように言われていました。
夫が来てくれたので、ベットの上で寝ようとするのですが、謎のハイテンションで眠ることが出来ません。
両親と姉が来てくれていたのに、一番赤ちゃんに会いたがっていた姉は病室に入ることが出来ず、面会は退院までお預けになりました。
臨月以来、塞ぎ込んでいたのが嘘のように、私はその日喋り続けました。

あんたを出産した後はクタクタで口も聞けなかったけど…あんたは元気ねぇ
母からそう驚かれました。
午後から産着を着せてもらった赤ちゃんが部屋にやってきました。
両親たちは帰ったので、夫と二人赤ちゃんを見ていると、ひっきりなしに泣いています。
オムツを替えたり母乳を吸わせてみたり…初めてのウンチ(胎便)が黒かったのにも驚きました。
泣いたらオムツが濡れてないか見て、次は母乳を与えて…をエンドレスで繰り返しました。
初妊婦あるあるですが、私もなかなか母乳を吸わせることが出来ず苦戦しました。
個室だったので、吸い終わらせた後に看護師さんにミルクを頼むのですが、そのミルクが届くまで赤ちゃんが泣き続けるのも辛かったです。
また産後はお尻が痛くて、座るのがキツかったので、予め購入しておいた円座クッションが活躍しました。
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面会時間ギリギリまで夫が居てくれたので、二人で試行錯誤しながら赤ちゃんの面倒を見ました。
しかし私が元気だったのはこの日だけだったのです。出産の翌日から、私の精神はおかしくなっていきました。
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