【産後うつの経緯01】はこちらから
初めての心療内科
1ヶ月検診の際に、医師から産後うつのおそれがあると判断されてしまい、GW明けに初めての心療内科へ行くことになりました。
長時間になりそうなので、赤ちゃんは母に任せ、父と姉に連れて行ってもらいました。
ちなみにこの病院にしたのは、姉が摂食障害の治療で通っていたことがあったからでした。(残念ながら現在は一緒に通ってます…)
初診なので別室に呼ばれ、看護師さんに家族構成や自分の生育状況の話を詳しく聞かれました。
こんなことが、今のうつな状況に関係するのか分からなかったのですが、答えるだけで1時間くらいかかりました。
そんな訳で心療内科の初診は日時が決まっていたり、予約でないと受け付けてもらえない場合が多いです。
その後診察室に入り、医師の前に座りましたが、医師とは父が話すばかりで、私は話す気力が湧かず座っているだけでした。
そして…診断の結果はやはり「産後うつ」だろうということでした。
「マタニティブルー」は聞いたことがあったけど、産後うつについては、ここで初めて知ることになりました。
産後うつもマタニティブルーも、周産期(妊娠・出産)における、ホルモンバランスの変化でうつ状態になることです。
しかし、マタニティブルーとは「産後すぐ起こる一過性の症状」であり、産後うつは「産後4週間以内に起こり、うつ状態が2週間以上続くこと」と定義されています。
私の状況を見た医師からは、こう言われました。
本当は抗うつ剤を飲んだほうがいいのですが、母乳に影響するといけないので漢方薬を処方して様子を見ます
それで「半夏厚朴湯」を処方されることになりました。漢方薬は効果が出はじめるまで数週間かかるとの事でした。
漢方薬を飲み始める
イヤイヤながら漢方薬を飲み始めたものの、私の状況はますます悪くなっていく一方でした。
まずテレビの音がダメになり、リビングには行けなくなって和室に籠もりました。(両親は一日中テレビを付けています…)
重度の活字中毒だったのに、本を読めなくなりました。文字を追っても頭に入らないのです。
何とかミルクはあげていましたが、夜中に目覚めてはウロウロ歩き回ったり、腹筋したりしてました。
ミルクをあげるのが(金銭的に)惜しくて、泣きながら搾乳していました。
物忘れがひどくなり、簡単な料理が作れなくなりました(私は調理師免許もあるので料理は好きだったのですが…)
泣いたらあやして、ミルクを与えて、オムツを替える…そんな毎日同じことの繰り返しが辛くてたまらなかったんです。
今日も何ひとつ(満足に)出来なかった…
その頃の私は口癖のように、そう言っていました。赤ちゃんのお世話も私一人で出来てないし、何か自分が成長できるような勉強もしていない。
子育ては皆きちんとやれているように見えるのに、私は能力が低すぎて、誰かの手を借りないと子育てができないのだと思い込んでいました。
そして、本当は1ヶ月程で自宅に帰ろうと思っていたのに、自分で出来ないから帰れないことにも焦っていました。
ネットでは「里帰りが長引くと夫婦間に亀裂が入る」とか「産後何ヶ月も親の家で世話になるなんて甘えすぎ」と書かれていました。
なので、早く自宅に帰って立て直しをしなければと日々思っていたのです。
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