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妊娠貧血症の診断
臨月に入った矢先、謎の体調不良となった私は、緊急入院になってしまいました。
色んな検査を受けましたが、直接の原因は分からず「妊娠貧血症」という診断となりました。
手足が鉛のように重くて、ベットの上に居ても海に沈んでいくような感覚でした。
それから5日間入院したのですが「胎児を殺してしまったのではないか」という思い込みに支配されてから、私の行動はおかしくなっていきました。
気持ちがソワソワして寝ていられず、個室の部屋の隅で体育座りして何時間も過ごしたりして、看護師さんや家族を驚かせました。
今思えば、アカシジアの症状が出ていました。
5日目の退院の日、夫は仕事が休みだったので迎えに来てくれました。
入院費は私のカードで支払ったのですが、彼はそのお金がどこから出ているのかも気が付かないようでした。
退院後はそのまま実家に里帰りしました。一応これからお世話になるからと、夫から両親へお金を渡してもらったのですが、その費用も私が用意したものでした。
【産後うつの経緯01】で書いたように、夫はお金があればあるだけ使ってしまうタイプのため、貯金しておきたいと何度も言ったのに協力してくれませんでした。
臨月になってからの私は、気分が塞ぎこむ一方で、夫の行動に腹がたってしまい、夫を責めはじめます。
臨月になったのに、全然私達のことを考えてくれない!!
父親になる自覚が無いんでしょう!
子供が生まれたら、ちゃんとお金を入れるつもりだから。
そういっては相変わらず、ノラリクラリと逃げる夫なのでした。
それまで金銭的なことは、私の胸のうちでモヤモヤするだけでしたが、出産が近づくにつれて、どんどん不安になってしまってきました。
経済的なことは私がなんとかすると思っていたけど、もしかしたら費用が足りなくなるかもしれない…
それから極端にお金を遣うことが怖くなりました。それまでもベビー用品はできるだけ中古で購入していましたが、オムツなどは購入できていませんでした。
今考えると、うつの症状である貧困妄想が出ていたのだと思われます。
緊急入院があったものの、胎児はすくすく成長していました。できるだけ運動したほうが良いだろうと、調子の良いときはストレッチをして過ごしていました。
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