【知り合いの方から寄せられました】
0歳から絵本の読み聞かせを始めたいと挑戦しても、赤ちゃん相手だとなかなかうまくいかない…と悩んではいませんか?
例えば…
- 興味を持ってくれない・読み聞かせても反応がイマイチ
- ページを勝手にめくってしまう
- 絵本をかじる・破る
- 同じところを何度も見たがる など
せっかく読んであげているのに、ちゃんと聞いてくれていないような気がしてママもついイライラ。読み聞かせが苦痛になってしまう人もいるかと思います。
実際に我が子にも0歳から読み聞かせをスタートしたものの、ネットに書いてあるような方法で試みるも失敗続きで、初めはイライラの連続…。しかし今では図書館で毎月30冊は借りてくるほど絵本が大好きな子になりました。
今回は0歳の赤ちゃんに、無理なく絵本の読み聞かせを続けられるコツや、絵本の選び方などを解説していきます。同じような悩みを持つママにぜひ読んでいただけたらと思います。
赤ちゃんに絵本の読み聞かせをする目的
赤ちゃんへの読み聞かせは、ママやパパの優しい声を聞かせ、スキンシップをとるのが大きな目的です。
0歳から絵本の読み聞かせなんて意味があるの?と思う人も多いかと思います。たしかに赤ちゃんは言葉の意味も、絵本のストーリーもまったくわかりません。
しかし大好きなママやパパのにおいに包まれ、心地よい声を聞くととてもうれしいのです。また0歳児は聴力が優れているので、面白いフレーズの言葉などに反応し、発達も促されます。
そして次第に言葉や絵に興味を持ち、絵本が大好きに。0歳からの読み聞かせは、幼児期以降も絵本を読んでくれるようになるためのはじめの一歩として大切な時期になります。
赤ちゃんに絵本の読み聞かせがうまくいかないときに気を付けること
いざ絵本の読み聞かせを始めてみたものの、なかなかうまくいかずイライラしてはいませんか?ここでは実際に私が経験したことをもとにポイントをお話します。
読み聞かせの姿勢は気にしすぎなくてもOK
赤ちゃんに読み聞かせするときは、スキンシップをとるためにママやパパのお膝の上に座らせて読んであげるのがよいとされていますよね。しかし赤ちゃんが絵本に興味を持ってくれるならどんな姿勢でも問題ないと思います。
「実際に我が子は私のお膝の上に座って読むのを嫌がりました(笑)」
お膝に座るのを嫌がっては赤ちゃんもママも読み聞かせの時間を楽しめません。大切なのは赤ちゃんが絵本を楽しんでくれること。お膝にお座りがうまくいかない場合は、一緒に横になって読んだり、となり同士で座って読んだりなど、色々試してみてください。
赤ちゃんが絵本をいじっても自由にさせてあげよう
せっかく読んでいる最中なのに赤ちゃんがページをめくってしまったり、同じところを何度も見たり、ときには絵本をかじったり破ったりしてしまうこともあるでしょう。そのたびに大人はついイライラ。
しかしよく考えてみれば赤ちゃんは絵本のストーリーをまだ理解できていないので、絵本を順序よく読む必要はありません。
パラパラめくるのが楽しくて触ったり、気になる絵柄や耳に残るフレーズがあって何度も同じところを読みたがったりしているのでしょう。
絵本の内容をしっかり聞いてくれなくても、一緒に眺めながら「大きなワンワンだね~」など絵柄について声かけするだけでも十分です。同じ本や同じページを繰り返し読んでもOK。
いずれにしても絵本に興味を持って楽しんでいるんだと思って、大人は我慢。あまり注意しないようにしましょう。そのうちだんだんと落ち着いて読めるようになってきますよ。
「できるだけ好きなようにはさせていましたが、あまりに派手に破ってしまったときは『絵本さんイタイイタイだから、破らないように気を付けようね~』と声かけしながらテープで修復してました。(絵本を大切にしようねということも覚えてほしかったため)効果があったかはわかりませんが、1歳になるころにはわざと破ることはなくなりましたよ。」
0歳に読み聞かせする絵本を選ぶポイント
それではここからは、赤ちゃんに読み聞かせするにはどんな絵本がよいかポイントを押さえていきましょう。実際に我が子がよく読んでいたおすすめの絵本も一緒にご紹介します。
分厚くて丈夫な絵本
分厚い絵本を選べば赤ちゃんが絵本を破る心配もありません。多少かじってしまっても大丈夫なのでママのストレスも軽減されますね。
1番のおすすめはおなじみ100円ショップ「ダイソー」の絵本です。分厚くて丈夫な素材で、0歳向けの短い内容になっています。これだけの内容で100円というのは本当にありがたいですよね。我が家もこんなにたくさん愛用していました。
「破られたら嫌な本は読むときだけ出してきて、ダイソーの絵本はいつでも赤ちゃんの手の届くところにおいて自由に遊ばせていました。いくら分厚い絵本でもさすがに何度もかじられてはよだれでべろべろに…(笑)」
本当にお世話になった絵本たちですが、より絵本に興味を持ってもらうにはちょっと内容が物足りないという思いも正直あります…。やはり名作といわれる絵本たちは内容がとてもよいので、ぜひ赤ちゃんには読んでほしいですよね。上手に使い分けてみてください。
そしてもう1つおすすめなのが布絵本です。こちらもかじられても問題ありませんし、破れる心配もありません。お出かけのときも軽量なのでおすすめですよ。
こちらは0〜1歳ころに実家の母が作ってくれて、さんざん我が子が読んでいたものです。触った感触や仕掛けなどが楽しめるのも布絵本ならでは。
「おばあちゃんが毎月作って持ってきてくれるというのがだんだん理解できるようになったのか、いつも喜んで遊んでいました。」
既製品もとてもステキですが、簡単にできるキットで手作りするのもおすすめです。きっと愛着が湧く絵本になりますよ。
色柄がはっきりしているもの
0歳児は視力が低く、ぼんやりしかみえていません。そのため淡い色合いや細かい絵柄はまだ難しいでしょう。ファーストブックには、ぜひ色柄がはっきりした絵本をチョイスするのがおすすめです。
赤ちゃんの目をひくカラフルな色使いと、しましまとぐるぐるの大きな絵柄が特徴です。とても分厚い絵本なので赤ちゃんがいっぱい遊んでも平気!
スキンシップがとれるもの
お膝に座らせなくても「ぎゅ~」「なでなで」「こちょこちょ」などといった内容の絵本なら、赤ちゃんと触れ合いながら読み聞かせができるのでおすすめです。
こちらは動物たちを次々とこちょこちょくすぐる内容の絵本。読みながら赤ちゃんにもこちょこちょしてあげることでスキンシップになり、笑いも溢れて楽しい1冊です。
リアクションがとれる面白いもの
赤ちゃんがつい笑ってしまうような内容の絵本を取り入れるのもよいですね。「いないいないばぁ~」と驚かせたり、「どてっ」と転んだり。
私は当時絵本初心者でよくわからなかったので、ベストセラーをチョイスしました。
だるまさんが転んだり、びろ~んとのびたりと子供がつい笑ってしまう絵本として有名ですね。シリーズものでほかにも2冊あるのですが、全部買っても損はないかと思います!
「本当に食いつきがよくて0〜1歳前半はしょっちゅう読んでいました。2歳過ぎてもたまに引っぱりだしてきて1人で音読していることも。字は読めなくても、幼いころに繰り返し読んでいたので内容を覚えていて読めるみたいです。」
リズムや音を取り入れたもの
同じフレーズの繰り返しやリズミカルなもの、擬音語を取り入れた絵本は赤ちゃんの興味を引きます。0歳児にはストーリーものよりリズムや音などの短いフレーズで構成されている絵本がおすすめです。
この本は「まんまんぱっ!」からはじまって、不思議な擬音語が続く絵本。赤ちゃんの喃語(なんご)のようなフレーズで、興味を持ってくれやすい内容になっています。
「絵も子供の殴り書きのようなもので、大人の私からみたら本当に『?』な本だったのですが、我が子はとても気に入っていました。」
赤ちゃんもママも無理のない範囲で読み聞かせを続けよう
いかがでしたか?今回は0歳児向けに絵本の読み聞かせをするコツをお話ししました。
ママのイライラを解消するには、赤ちゃんに自由に触らせてあげる絵本を用意することと、お膝に座らせるなどのスキンシップにとらわれすぎなくてもよいのかな、と私は経験を通して思いました。
大切なのは、赤ちゃんが興味を持ったら何度でも読んであげることだと思います。そして親子そろって笑ったり、真剣に読んだりと楽しめるとよいですね。
絵本は言葉や心の発達にとてもよいので、ぜひ赤ちゃんの時期から定着させてみてください。
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